週報 2024-03-02
前回が存在しないので適当に 2024-02-17/2024-03-02
家が点滅
3月下旬に今の家が消滅するのですが、新居が4月まで準備が終わらないみたいなので家がなくなってしまいました。幸い手はあるので詰みというわけではないんですが、困った話です。とりあえず、引越しが厳しい感じになるのは確かなので、物を捨てるなどして頑張っていこうと思います。一度引越し屋に見積もってもらったら家財量が2人分ですねと言われてしまい、なるほど物が多いのだなと思いました。
バイト終了
3月に働くのは割が悪いので、2月の終了をもってバイトを終了しました。どうせ4月から働くのでそんなに節目感はないんですけど、これからの人生でバイトってほとんどないだろうから、ちょっとおもしろいですね。まあ、パソコンバイトをバイトと言っているのも、往々にしてしっくりこない感じではありますがね...
Typst おもろい
組版奴です。レスポンシブを意識しないでいい HTML/CSS のような使い心地で、書いていてかなり楽しいです。普通の使い心地でファイル分けとテンプレート化ができるので非常に気分よく再利用性が高められるのも良い。
はっきり言える良い部分
- プレビューが非常に高速な Web エディタがある
- なんとオフラインでも動く
page(height: auto)
で紙から解放されることができる- なんと
width: auto
も可能
- なんと
ちょっとしんどいところもあります
- z-index がない https://github.com/typst/typst/issues/2603
- ユーザー定義関数で
set
できない。どちらかというと、Element をユーザー定義できない https://github.com/typst/typst/issues/147 - Web エディタの Vim モードが日本語 IME と相性が悪い
もともと卒業研究の下書きを Google Docs で書いていたのですけど、プレーンテキストで書かれた推論規則は見にくいので、まあどうにかならないかなと思っていたところでお友達から Typst を教えてもらってドはまりしましたということです。その下書きという性質から、WYSIWYG または非常に高速なプレビューがあるかつオンラインで保存ができるオンラインエディタが存在するもの以外は使えないなと思って仕方なく Google Docs を使っていたのですが、まさかこれらを満たしてきれいに組版もできるソフトウェアが存在するとは。
学会発表のポスターを書く必要があって、はじめ LaTeX で書き始めたものの、まったく意味がわからないなと思って結局 Typst で 1 から書くことにしました。締め切りも近かったのでちょっと挑戦しすぎたかとも思いましたが、Typst はそこそこ意味の分かる動きをするので、時間をかければちゃんと作りたいものが作れ、結構満足のいくものを完成させることができました。若いソフトウェアなので知見とかインターネットに少ないと思うんですけど、驚くべきことに本当に意味が分かるし必要な道具がすでにそろっているから調べたりライブラリがなくてもやりたいことは書けるんですよね。LaTeX だとそうはいかなくて、私は LaTeX の挙動がまったく意味が分からないので、インターネットで呪文を探してはやみくもに唱えているような感覚です。それに比べて Typst は使い心地と挙動が普通でわかりやすく、やりたいことをやりたいように実現できる、良いプラットフォームだと思います。